【質問】高校数Ⅲ:横向きの放物線の書き方(グラフ)

〔質問〕
横向きの放物線の書き方がわからないです…。(例題:y2+2y=4x)
〔回答〕
端的に言えば、
・頂点を調べて
・そこから右向きまたは左向きに書く
というやり方で大丈夫です。

頂点に関しては、x, y に関して (y-b)2=4p(x-a) の形に変形すれば(下記「詳細」参照)、頂点は (a, b) ということになり、
さらに、p が正なら右方向に、負なら左方向に放物線が出ていることになります。

また、x=0 を代入したときの y(y軸との交点)、y=0 を代入したときの x(x軸との交点)を求めて、中継ポイントをグラフ内に書き込んでから線を引く、というのも有効的です。

〔詳細〕
横向きの放物線の標準形は y2=4px で、この場合、頂点は原点になっています。
これに対して、(y-b)2=4p(x-a) の形式であれば、y2=4px の x を x-a に、y を y-b に置き換えたものになっていますので、平行移動の話になり(x軸方向に+a、y軸方向に+b)、頂点に関しても (a, b) に移っていることになります。

この頂点の求め方については数Ⅰと同様、平方完成によって行ってください(xに関して、pを求めるために4でくくるという作業も必要)。
例えば y2+2y=4x という方程式であれば、
(y2+2y+1)-1=4x
y2+2y+1=4x+1
(y+1)2=4(x+1/4)
ということで、a=-1/4、b=-1、つまり、頂点は (-1/4, -1))ということが求まります。
かつ、今回は p=1 で正ですので、グラフは右方向に伸ばしていけばいいことになります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています