日本史用語:水俣病(みなまたびょう)

1950年代に熊本県水俣(みなまた)市周辺で発生した公害。原因物質は有機水銀(メチル水銀)。四大公害の1つ。
(補足)
原因物質は新日本窒素肥料株式会社(現・チッソ株式会社)水俣工場のアセトアルデヒド製造工程からで垂れ流されていた。
生物濃縮(食物連鎖の中で、濃度が濃くなること)が起こり、最終的には汚染された魚介類を食べた人が水銀中毒を起こした。

四大公害訴訟として、他に、阿賀野川水銀中毒、四日市ぜんそく、富山イタイイタイ病の被害をめぐる訴訟があるが、熊本水俣病の判決はこれらの中で最後に出された。被害者側が勝訴した。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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