中1理科:顕微鏡の操作方法

<ポイント>
接眼レンズ→対物レンズの順に装着
対物レンズを遠ざけながらピントを合わせる
・レンズの倍率は低倍率のものから
顕微鏡を使って観察する際の手順は決まっています。
「正しく安全に使用するために」手順を覚えておきましょう。

① 顕微鏡を明るく平らな場所に置く
 (直射日光の当たる場所はさける)

② 接眼レンズ→対物レンズの順に取り付ける
 (鏡筒にほこりが入るのを防ぐため)

③ 反射鏡・しぼりを調節して、プレパラートを設置する
 (視野全体が明るくなるように調節する)

④ 横から見ながら、対物レンズとプレパラートをできる限り近づける

⑤ 対物レンズをプレパラートから遠ざけながら、ピントを合わせる
 (④⑤の手順は、近づけながらピントを合わせると「対物レンズとプレパラートが接触する危険」があるため)

なお、はじめに使うレンズは低倍率のものを使いましょう。
低倍率のものの方が「明るく、視野が広くなる」からです。
そのあと、必要に応じて高倍率のものに変えていきます。

<補足>
顕微鏡で観察するとき、その観察物の像を見ています。
細かく言うと、「対物レンズが実像をつくり、それを接眼レンズで拡大した虚像」として見ています。
「実像は上下左右が逆さまにでき、虚像は上下左右がそのままにできる」ので、結果として上下左右が逆さまのものを見ていることになります。

そのため、プレパラートを動かして観察物の位置を変えたいときは、「移動させたい方向と逆方向に」動かす必要があります。

<まとめ>
接眼レンズ→対物レンズの順に装着
対物レンズを遠ざけながらピントを合わせる
・レンズの倍率は低倍率のものから

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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