中2理科:呼吸

<ポイント>
・空気を吸って酸素を取り入れ、息をはくことで二酸化炭素を体外へ出すことを呼吸という
・呼吸するときの気体の通り道(気管・気管支・肺)をまとめて呼吸系という
横隔膜とろっ骨の動きによって、肺がふくらんだりしぼんだりする
(1)呼吸
空気を吸って酸素を取り入れ、息をはくことで二酸化炭素を体外へ出すことを呼吸といいます。
動物が絶えず行っていることで、呼吸ができなくなると生命が維持できなくなります。

(2)呼吸系
口や鼻から入った空気は気管→気管支を通って、へ送られます。
この呼吸に関係する3つの器官をまとめて呼吸系といいます。

気管:のどから肺へつながる管
気管支:気管が肺付近で枝分かれした部分(先端は肺胞につながっている)
:ろっ骨などに囲まれた空間(胸腔)に左右2つある(筋肉がないため、自ら動くことができない)
肺

(3)呼吸のしくみ
①息を吸うとき
「横隔膜が下がり」、「ろっ骨が上に上がる」ことで胸腔内の空間が広がるため、それにつられて肺もふくらむ。
肺がふくらむことで、空気が肺の中に入ってくる。

②息をはくとき
「横隔膜が上がり」、「ろっ骨が下に下がる」ことで胸腔内の空間が小さくなるため、それにつられて肺もしぼむ。
肺がしぼむことで、空気が肺の中から追い出される。

<補足>
肺は左右の胸に1対あります。
実は左右で大きさが異なっていて、ふつうは右側の肺の方が大きいです。
これは、「左側には心臓がある」ためで、肺のスペースが狭くなってしまうのです。
そのため、左右で比べると、心臓のない右側の肺が大きくなります。
<まとめ>
・空気を吸って酸素を取り入れ、息をはくことで二酸化炭素を体外へ出すことを呼吸という
・呼吸するときの気体の通り道(気管・気管支・肺)をまとめて呼吸系という
横隔膜とろっ骨の動きによって、肺がふくらんだりしぼんだりする

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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