【質問】世界史:「目には目を、歯には歯を」とは何ですか?

〔質問〕
「目には目を、歯には歯を」とは何ですか?
〔回答〕
ある行動や犯罪に対して同等の報復や罰を下す、という考えのものです。
古バビロニア王国(現在のイラク辺りの地域)で、紀元前18世紀に定められたハンムラビ法典に起源を持ちます。

この法典には、例えば、
・ある人が別の人の目を潰した場合、その人の目を潰す。
・ある人が別の人の歯を折った場合、その人の歯を折る。
のような定めがありました。

加害者への罰をこのように定めることで、公正で透明な裁判が行われることを目指し、
また、当時の社会においては抑止力(事件の発生を防ぐ力)として機能していたと考えられます。

たしかに「復讐(ふくしゅう)法」としての性格を持ち、嫌な感じがするかもしれませんが、
一方で、「適切な罰を与える」「行き過ぎた罰を防ぐ」という面があることにも着目してみてください。

〔補足〕
なお、実際には社会的階級や地位によって異なる罰が適用され、すべての人々が等しく扱われるというわけではありませんでした。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります


 

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