国営で行われてきた郵政事業を民間企業による運営に切り替えたこと。日本では2007年に実施。
(補足)
国鉄がJR、日本電信電話公社がNTT、日本専売公社がJTとして民営化されたように、従来、国が行っていた郵便に関する行政を、組織の構成を組み替えて民間企業による運営に切り替えた。
国鉄がJR、日本電信電話公社がNTT、日本専売公社がJTとして民営化されたように、従来、国が行っていた郵便に関する行政を、組織の構成を組み替えて民間企業による運営に切り替えた。
民営化というと経営の非効率さの解消をイメージしやすいが、郵政民営化に関しては「カネの流れ」に対する行政改革としての意味合いが強い。
日本の郵便局では郵便配達だけでなく、郵便貯金の預かりや、簡易保険の契約も行い、これらのお金は国に貸し付けられ、財政投融資に充てられていた。その結果、非効率な建設(道路や施設など)も相次ぎ、改革が必要な状態となっていた。
2005年、小泉内閣時に郵政民営化関連法案が成立し、2007年から新体制でのスタートとなった。
(このとき、国会は荒れて一度は否決。衆議院を解散し総選挙を実施した上で成立した)
なお、具体的に、郵政公社は、日本郵政株式会社、郵便局株式会社、郵便事業株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構の6つの組織に分社化された。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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