中1理科:水圧

<ポイント>
水の重さによってかかる圧力水圧という
・水中の1点には、あらゆる方向から等しい大きさの水圧がかかる
・水圧の大きさは深さによって変わり、深いところほど水圧は大きい
水の重さによってかかる圧力を水圧といいます。
水圧は、水中にある物体や容器にもかかります。

水中で、ある点をとったとします。
この点には当然水圧がかかりますが、あらゆる方向から水圧がかかっています。
(上下左右すべての方向から)
また、その点にかかる水圧の大きさは、どの方向から見ても等しい大きさとなっています。

水圧の大きさは、深さによって変わります。
水面からの深さが深いほど、水圧は大きくなります。
ここで覚えておきたいことが、「水面からの深さ」と「水圧の大きさ」は比例するということです。
深さが2倍になれば、水圧の大きさも2倍になります。

深さによる水圧の大きさの変化を調べる実験で、ゴム膜を使うものがあります。

(1)ゴム膜を横向きに沈める場合
膜はそれぞれ同じ深さにあるので、同じ大きさの水圧がかかります。
よって、ゴム膜は左右均等にへこみます。
(このままの状態で、さらに深く沈めると「へこみが大きく」なります)
ゴム膜(左右)

(2)ゴム膜を縦向きに沈める場合
膜が位置する深さに違いが出るため、かかる水圧の大きさが変わります。
深い場所ほど水圧が大きくなるので、下のゴム膜の方がよくへこみます。
ゴム膜(上下)

<補足>
水圧の大きさを計算するときに覚えておきたいことがあります。
「10cm深くなるごとに、1000Paずつ水圧は大きくなる」ということです。

水は1cm3あたり1gですので、計算すると上記の値になります。
覚えておいた方が、計算がラクになります!

<まとめ>
水の重さによってかかる圧力水圧という
・水中の1点には、あらゆる方向から等しい大きさの水圧がかかる
・水圧の大きさは深さによって変わり、深いところほど水圧は大きい

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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