中1理科:川のはたらきによってできる地形

<ポイント>
・V字谷:川の上流で、侵食作用によって山が深く「Vの字」のように削られてできる谷
・扇状地:川が山地から平野に出て、流れがゆるやかになり、土砂が扇型に堆積してできる地形
・三角州:河口付近で、流れがゆるやかになり、土砂が堆積してできる三角形の低い土地
川の流れによって、土地が削られたり、その削られた土砂が運ばれることによってできる地形を覚えましょう。

〔川の侵食作用によってできる地形〕
・V字谷
川の上流で、侵食作用によって山が深く「Vの字」のようにけずられてできる谷V字谷といいます。
川の侵食作用によってできる地形なので、川の流れが速い上流部分(山地の中)にできます。

〔川の運搬・堆積作用によってできる地形〕
・扇状地
川が山地から平地に出て流れがゆるやかになったところにできる、扇形の地形扇状地といいます。
流れがゆるくなって、流れてきた水や土砂が広がってできたイメージです。
扇状地
・三角州
河口付近の流れがゆるやかになったところにできる、三角形の低い土地三角州といいます。
ほとんど流れがないために、土砂が堆積していったというイメージです。
三角州
扇状地と三角州を比べたとき、「より海に近いところで」三角州ができるということになります。

<補足>
扇状地と三角州は、ともに土砂の堆積によってできる地形ですが、「堆積している土砂の大きさを比べる」と、扇状地の方が大きい土砂が堆積しています。
(上流側に堆積する土砂の粒の方が大きいため)
そのため、扇状地は水はけがよく、果物などの栽培に適しています。
<まとめ>
・V字谷:川の上流で、侵食作用によって山が深く「Vの字」のように削られてできる谷
・扇状地:川が山地から平野に出て、流れがゆるやかになり、土砂が扇型に堆積してできる地形
・三角州:河口付近で、流れがゆるやかになり、土砂が堆積してできる三角形の低い土地

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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