経済用語:カルテル(かるてる)

同じ産業の企業同士が協定を結んで価格や生産量を決めること。要は、結託。
(補足)
「企業連合」とも呼ばれる。
用語としては「カルテルを結ぶ。」のように使われる。

同じ産業内で本来は競争関係にある企業同士がこっそり協定を結び、モノの価格や生産量を決める。
適正利潤を超えるような高い価格で販売され、最終的には消費者が被害を受けることになるため、独占禁止法で禁止されている。

カルテルは寡占市場(少数の企業で支配する業界)で起こりやすい。
逆に、供給業者が多い業界では、全員が結託するのは難しく、カルテルは成立しにくい。

トラストとは異なり、あくまでも各企業同士は別会社で、独立性を保っているのが特徴である。

なお、協定を結ぶことなく、各企業がたまたま高い価格で値付けした場合はカルテルとはならない。
(それはむしろ寡占市場の弊害による現象)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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