【質問】中学(理科):同じ大きさの抵抗2つを「直列につなぐか」「並列につなぐか」で、全体としての抵抗の大きさが変わることがよく分かりません。

〔質問〕
同じ大きさの抵抗2つを「直列につなぐか」「並列につなぐか」で、全体としての抵抗の大きさが変わることがよく分かりません。
〔回答〕
2つ以上の抵抗を1つの抵抗として考えたときの抵抗を、合成抵抗といいます。
合成抵抗を求め方は、直列・並列のつなぎ方によって変わるので、2つ覚えましょう。

2つの抵抗の大きさをそれぞれR1, R2とします。
できあがりの合成抵抗をRとすると、
〔直列〕R=R1 + R2
〔並列〕(1/R)=(1/R1) + (1/R2)
という式で求めます。

〔詳細〕
上記の公式を使い、「抵抗の大きさが10Ωのものを、2つつなげる場合」を考えてみましょう。

(1)直列につないだ場合
R = R1 + R2 より、
R = 10 + 10 = 20Ω

(2)並列につないだ場合
(1/R)=(1/R1) + (1/R2) より、
(1/R)=(1/10) + (1/10) = 1/5
よって、R=5Ω
となります。

このように、直列・並列で使う公式が変わるため、できた合成抵抗の値も変わります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています