【質問】中学(理科):風化と侵食の違いは何ですか?

〔質問〕
風化と侵食の違いは何ですか?
どちらも岩石が削られるということは分かります。
〔回答〕
「どんなところで」削られるのかが違います。
風化は、地表面の岩石が削られるのに対し、
侵食は、川岸や川底の岩石が削られるときに使われます。
〔詳細〕
【風化】
 風化とは、
地表の岩石が様々な要因でもろくなり、表面から削れていく(崩れていく)こと」です。

もろくなる原因として、下の2つが挙げられます。

・岩石の体積増加
 岩石の割れ目から水が入り込み、その水が凍ると岩石の体積が増します。
 それに耐えることができなくなれば、もろくなり、崩れやすくなります。

・岩石の温度変化
 気温の変化により、岩石自体の温度も変化することになります。
 岩石の温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮します。
 膨張と収縮を繰り返すことで岩石がもろくなり、崩れやすくなります。

【侵食】
侵食とは、
「川の上流など流れが速いところで、流水が川岸や川底の岩石を削りとること」です。

風化と比べて、「流れる水」という外部からかかる力によって削られるので、
削れるのにかかる時間は短くなります。

もちろん、流れる水の速さが速いほど、削る力は大きくなります。

風化・侵食ともに水の力がはたらくことになりますが、
その関わり方に違いがあるので整理しておきましょう。

 

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