〔質問〕 「任意の整数 n に対して n9-n3 は9の倍数であることを証明せよ」 この問題で3で割った余りで考えるほうがよいのはなぜですか? |
〔回答〕 9で割ったあまりで考えるときは9通りの場合分けが必要になりますが、できればそれを避けたい、という思考回路からきているんですが、 もし n9-n3 を n3(n6-1) というようにくくれたとすれば、n3 の部分が連続する3整数ですから必ず3の倍数を含みます。 これを踏まえれば、n6-n1 の方も3の倍数であることさえ言えれば、両方合わせて9の倍数ということが言えるようになる、ということで、場合分けが3通りですむことになります。 ※ 追記 ・n3 の部分は自動的に3の倍数 ・n6-1 が3の倍数であることが言えればよい → 倍数の証明では、ふつう「n=3k+1 のとき」のような場合分けをして代入するのが一般的 ですので、n6-1 のところに ・n=3k のとき ・n=3k+1 のとき ・n=3k+2 のとき の3通りを代入して検証すればそれで示せる、ということです |
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