【質問】数学Ⅰ:絶対値を含む方程式の解き方

〔質問〕
絶対値の方程式について、2つのやり方について学校でやったのですが、何が違うのかわかりません。
 
|x-3|=4x
→ これは場合分けを使うとかなんとか…
 
|2x+3|=2
→ このようなのは普通に 2x+3=±2 みたいになるとかなんとか…
 
よくわかんないです(^^;;
ご回答いただければありがたいです…
〔回答〕
まず、「すべての場合に使える方法」として、「中身が正」か「中身が負」かで場合分けするというやり方があり、これが本来は原則的な解き方になります
(ただ、2x+3=±2 の方が理解しやすいので、学校では、先にこちらの解き方を教わったのだと思いますが)
 
ですので、今回の2つ目についても、
・2x+3≧0(x≧-3/2)のとき、2x+3=2
・2x+3<0(x<-3/2)のとき、-(2x+3)=2
として解くことは可能です。
 
これを踏まえた上で、次の話として、「絶対値の式=定数(数字)」タイプの問題に関しては、簡便法として「中身=±●」としてしまっても構わない。というショートカットが使える、という話です。
絶対値の意味を落ち着いて考えてもらうと、|2x+3|=2 というのは「中身の 2x+3 が +2 か -2 であればいい」ということですから、2x+3=±2 として構わない、ということです。
 
※ |x-3|=4x のように、「絶対値の式=xの式」タイプだと、代入する x の値に応じて、右辺の値も変わってしまう関係で、x-3=±4x とすることはできません

 

アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています