【質問】理科(中学):小球の質量を変えずに速さを2倍にした時の重りの移動距離が4倍になる理由

〔質問〕
「発射装置、小球(10, 20, 30g)、木片を使った問題で、小球の質量を変えずに速さを2倍にした時、木片の移動距離はおよそ何倍になるか。」という問題があり、答えは4倍でした。解説では20グラムの時のグラフを使用して、100cm/sのとき2.5cm、200cm/sのとき10cmで4倍と書かれており、ここまでは納得できたものの、グラフ上で10gのとき2cm→5cm(2.5倍) 30gのとき4cm→15cm(3.75倍)だったのでいまいち理解できません。何故4倍になるのか解説お願いします。
〔回答〕
小球の質量が20gのとき、速さ100cm/sのとき2.5cm、速さ200cm/sのとき10cmという結果より、4倍動くことになることから、(物体の質量を変えなければ)「ぶつける速さをn倍すれば、(n2)倍のエネルギーが生まれる」ことが分かります。
 
高校で習う物理では、力学的エネルギーは以下のように定義されます。
位置エネルギーU[J]=m(質量)×g(重力加速度)×h(高さ)
運動エネルギーK[J]=(1/2)×m(質量)×v2(速さの2乗)
 
質問後半部分にある数値ですが、その数値で正しいものなら納得がいかないと思います。
その数値が「実験で生まれる誤差」である場合があります。(毎回定義や理論通りとは限らない)
もしくは、「グラフの読み違い」も確認してみてください。
複数のグラフがある場合、グラフごとに縦軸・横軸の表すものをよく確認しましょう。
 
※ そもそも、なぜ2乗になるのかという点については高校範囲となりますので、ひとまずは「こういうもの」ということで飲み込んでおいてください

 

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