【質問】数学Ⅰ(2次関数):2解が異符号の場合の判別式

〔質問〕
2次方程式 x2-2mx+m+6=0 が次のような異なる2つの解をもつように、定数mの値を定めよ。
(1) 2つとも負
(2) 異符号
という問題で、(1)は判別式>0 の条件を考えないといけないのに、(2)ではその条件を考えなくても良いのはなぜですか?
〔回答〕
この問題は f(x)=x2-2mx+m+6 とおいて、この2次関数と、x軸との交点という捉え方で解いていると思いますが、厳密なことを言えば、(1), (2) ともに「解が存在する」(つまり、判別式>0)ということが前提となる問題です。
ですので、両方とも判別式を使うというのが原則的なところです。
 
ですが、(2) の方で、f(0)<0 というのを使う際、この式が成り立つからには当然 f(x) は x軸と異なる2点で交わっているはずです。(2次の係数が正のとき、f(0)<0 なのに x軸と接していない・交わっていない、というケースは絶対にない)
 
ですので、f(0)<0 を計算すれば、自動的に判別式の条件もクリアできていることになりますので、わざわざ判別式の式をたてるまでもない、ということです。

 

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