【質問】数学(中学):「方程式とその解」で、等式の性質がいまいちよく分かりません

〔質問〕
「方程式とその解」で、等式の性質がいまいちよく分かりません。分かりやすく教えてください。
〔回答〕
等式とは、等号(=)を使って、「その左側の式(左辺)と右側の式(右辺)が等しい」という関係を表した式です。
 
〔例〕
等式 2+6(左辺)=8(右辺)
(「2+6」と「8」は等しい。つまり、2+6を計算すると8になる)
 
そして、等式の性質として、
両辺(左辺と右辺それぞれ)に「同じ数を足しても・ひいても・かけても・わっても」、等式は成り立つことが挙げられます。
つまり、「イコールの関係」は崩れないということです。
 
この性質について詳しくみると、
① 両辺に同じ数をたしても、等式は成り立つ
 A=B ならば A+C=B+C
 (2+6)+1=8+1
 
② 両辺から同じ数をひいても、等式は成り立つ
 A=B ならば A-C=B-C
 (2+6)-1=8-1
 
③ 両辺に同じ数をかけても、等式は成り立つ
 A=B ならば A×C=B×C
 (2+6)×2=8×2
 
④ 両辺を同じ数で割っても、等式は成り立つ
 A=B ならば A÷C=B÷C
 (2+6)÷2=8÷2
 
(今回の例は、数字のみで表しましたが、文字式でも成り立ちます。)
 
【注意】
「同じ数をたす・ひく・かける・わる」とき、
「左辺・右辺それぞれ」の「全体に対して」計算してください。
上の例で左辺の式を、(  )に入れて計算しているのはそのためです。

 

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