〔質問〕 実数係数の方程式が虚数解を持つとき、その共役複素数も解に持つことを証明してください。 |
〔回答〕 この方程式を axn+bxn-1+…=0 として、ある虚数解を x=ω とします。 このとき、方程式の解ということは、この式に代入して「=0」が成り立つということですので、 aωn+bωn-1+…=0 が成り立ちます。 次に、この式が成り立つということは、全体の共役な複素数を考えても成り立つはずです。 (「aωn+bωn-1+…」の共役な複素数は、0 の共役な複素数と一致するはず) ですので、 \[\overline{a \omega ^{n}+b \omega ^{n-1}+ . . . }= \overline{0} \] が成り立ちます。 この後は、上線を「+」ごとに分解して、そして、係数部分の上線を外してください(実数なので共役な複素数は元の数と一致するため)。すると元の方程式に ω の共役な複素数を代入した形で「=0」が成立していることになるため、共役な複素数も解と言えます。 |
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