【質問】数学(対数不等式):場合分けが必要なのはなぜですか?

〔質問〕
不等式の領域を図示する問題で、最終的に不等式が logyy<logy3(1-x/2) となったのですが、ここで y>1 のときと、0<y<1 のときで場合分けするのはなぜですか。
〔回答〕
対数関数は底によって大小関係が変わってしまうためです。
 
底が1より大きければ、「真数の大小関係」と「log の計算結果の大小関係」は一致しますが、底が 0~1 の間だと向きが逆になります。
例えば底が 2 なら、log28 とlog216 の大小関係は、8<16 の不等号の向きをそのまま使えますが、
底が 1/2 なら、8<16 に対して log1/28>log1/216 の向きに変わります。
 
このことを考慮するために、場合分けされています。

 

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