地理用語:インジウム

〔概要〕
柔らかく、銀色の光沢を持つ金属で、高温での耐酸化性や高い導電性を持つことから、様々な産業で利用されている。
原子番号49、記号は「In」。
〔補足〕
(1)資源の分布
インジウムは、主に鉛、亜鉛、錫の鉱石からの副産物として採取される。
中国、韓国、日本、カナダなどが主要な産出国。かつては日本(札幌市)に最大の鉱山があったが、そこは現在では閉山。

(2)産業への利用
酸化インジウムスズが、液晶ディスプレイの製造で透明電極の材料として利用される。
また、半導体や太陽電池、高周波技術などでも使用される。

情報通信技術の発展で液晶ディスプレイやタッチパネル技術の需要が増加する中、インジウムの需要も増加している。
このため、安定的な供給が求められてて、資源の確保やリサイクル技術の開発が進められてる。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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