地理用語:アルミニウム工業

〔概要〕
アルミニウムの製造や加工を行う産業分野。
主要生産国は、中国、ロシア、インド、カナダなど。

具体的には、
① 精錬:ボーキサイトと呼ばれる鉱石(不純物を含んだ状態)からアルミナ(酸化アルミニウム)を取り出す
② 電解還元:アルミナを液体状態にして電気を流し、アルミニウムを取り出す
を行う。

この ② の過程で大量の電力を消費するため、電力が安価で安定的に得られる地域に立地しやすい。
特に水力発電が豊富な地域に建設される傾向があり、アメリカ合衆国のシアトル近辺や、ガーナのカリバダム関連の立地はその典型例。

(参考:【質問】地理:アルミニウム工業では、なぜ鉄鋼業と違って電気分解が用いられるのですか?

〔補足〕
アルミニウムの生産過程自体ではCO2排出量が高いが、製品としてのアルミニウムはリサイクルが容易。エネルギー消費の削減や環境負荷の軽減にも寄与している。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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