地理用語:アスワンハイダム

〔概要〕
エジプト南部のアスワンで造られたナイル川のダム。
ナイル川の定期的な洪水の抑制と、灌漑用水の安定化を目的としたダム。水力発電所も併設されている。

すでに1902年にアスワンダムが建設されていたが、これだけでは不十分で、かつ、アスワンダムでの土砂の堆積も問題となっていったことから、その約6km上流側にこのダムが建設された。
(アスワンダムより高い位置にあるので「ハイ」が入っている)

ダム湖はナセル湖と呼ばれる。
これは建設を主導したナセル大統領にちなんだもの。

〔補足〕
アスワンダムの際でも共通であるが、ダムの建設によって洪水は抑制できた一方、
その裏返しとして下流側では(これまで洪水によってもたらされていた)新たな土壌の供給と塩分の洗い流しも抑えられることとなった。

なお、アスワンハイダム建設に伴い、水没の恐れがあったアブシンベル宮殿などはユネスコによって移設された。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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