【質問】国語:「具体」と「抽象」の「具体」と言うのは「具体例」のことでしょうか?

〔質問〕

現代文の文章は添付のサイトの真ん中の図にあるような「具体」と「抽象」の繰り返しと思われますが、ここでいう「具体」と言うのは「具体例」のことでしょうか?
それとも文末新情報を次ぶ文章の主語などにして「具体的」に説明している文章のことなのでしょうか?
この現代文で出てくる「具体」という言葉の正しい認識を教えてください.

http://academia-hensachi30-70.com/archives/7797

〔回答〕

必ずしも「具体例」だけを指すわけではありません。
「具体」は、特定の事例や状況、目に見える形としてわかりやすい内容を指す表現です。
「抽象」の対義語で、抽象的な概念や一般論を具体的なものに置き換えたり、それを補強する役割を持ちます。

例えば、「要約されたもの」は一言で済んで簡潔ですが、
一方で、それだけだと簡潔すぎて結局何を言いたいのかが分からなくなります。
それを補うもの・詳細に説明するものが「具体」です

基本的には下記の2つに分類できると思います

(1) 具体例としての「具体」
これは、「抽象的な主張や概念を裏付けるために挙げられる事例やエピソード」を指します。

(2) 具体的説明としての「具体」
これは、「文末に提示された新情報を展開して、詳しく説明する内容」を指します。
具体例という形ではなく、主張や概念に肉付けを行い、理解を深めるための補足説明が含まれます。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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