〔質問〕 「数学の問題の種類に関して」 |
〔回答〕1) 例外はあるとは思いますが、基本的にはその2つという理解で結構です。 2)「先に結論が示されている」というのを証明問題と定義すれば、「●●を示せ」というのは証明問題に当たるということで大丈夫です。 3) まず、同値性に注意しないといけないのは、求値問題か証明問題かによらず「数学の問題すべて」においてです。 その上で、次に問題のいつ注意すべきか、についても、(必要条件だけを求めればいい問題を除けば)これも「問題中の常に」です。 (なお、「必要条件だけを求めればいい問題」とは、いわゆる証明問題で「→」だけを示せばいい問題や、明確に「必要条件を求めよ」という問題(まれ)で、これらの場合は同値性は崩れていても大丈夫です) 4) 基本的には大学受験レベルでは同値性の確保がきちんとできていれば、合格圏の数学力はあると思います。 |
〔補足〕
3) に関して、
その上で、具体的に注意しないといけないときは、
① 両辺の2乗をするとき
② 連立方程式を解くとき
です
① については、
例えば x=3 と x2=9 で該当するものが違う(後者には x=-3 も含まれる)ように、安易に「両辺の2乗」をすることができません。
ですので、
・x=3 ⇔ x2=9, x≧0 というようにするか(これなら同値)、
・一旦、確信犯的に x2=9 とした上で、その後、x=-3 の方が題意に沿わないことを確認する、
のいずれかの処理をするようにしてください
② については、
・A=0
・B=0 という連立方程式があった際、
両者を引いて、A-B=0 としがちですが、これは同値の変形ではありません。
(A=0, B=0 → A-B=0 は真だが、A=0, B=0 ← A-B=0 は A=B=1 等のケースがあるため偽)
ですので、連立方程式を解く際は、基本的に代入法(x=● のようにして、他方に代入して x を消す)で解くようにしてください
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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