中3英語:【入試対策】不定詞と動名詞の使い分け

<例文>

I tried to write a letter in German.
「私はドイツ語で手紙を書こうとしました。」

<ポイント>

・不定詞(の名詞的用法)も動名詞も「~すること」という意味を表す
・「これからする」「前向きにする」というニュアンスの動詞は不定詞をとる
・「これまでにしてきた」「後ろ向き」というニュアンスの動詞は動名詞をとる

(1)「~すること」
不定詞(の名詞的用法)も動名詞も「~すること」という意味を表します。

It started to rain. = It started raining. (雨が降り始めました。)

このように、(動詞によっては)どちらで表す場合も同じ意味になります。

〔うしろに不定詞も動名詞も取れる動詞〕begin, start, like など
 
 
(2)「不定詞だけをうしろにとる動詞」「動名詞だけをうしろにとる動詞」
動詞の中には、「不定詞だけをうしろにとる動詞」「動名詞だけをうしろにとる動詞」があります。
(なお、ここでの「うしろにとる」というのは、目的語の位置を表しています)

①「不定詞だけをうしろにとる動詞」

・want to do:~したい
・decide to do:~することを決める(決心する)
・hope to do:~することを望む
・promise to do:~すると約束する

これらの動詞は「これからする」「前向きにする」というニュアンスがあります。

②「動名詞だけをうしろにとる動詞」

・enjoy -ing:~して楽しむ
・finish -ing:~し終える
・stop -ing:~するのをやめる
・give up -ing:~するのをやめる(あきらめる)
・mind -ing:~するのを気にする

これらの動詞は「これまでにしてきた」「後ろ向き」というニュアンスがあります。
 
 
(3)不定詞・動名詞のどちらもとるが、意味が変わるもの(3つ)
「うしろが不定詞か動名詞かで意味が変わる」動詞があります。

〔remenber〕覚えている
remember to do:~することを覚えている
remember -ing:~してことを覚えている

〔forget〕忘れる
forget to do:~することを忘れる
forget -ing:~したことを忘れる

〔try〕~する
try to do:~しようとする
try -ing:(試しに)~してみる

このように、うしろに「不定詞をとる」か「動名詞をとる」ことで意味が変わるのですが、
全体に通じるイメージとして、以下のように理解しておいてください。

・不定詞:これからすること、前向き
・動名詞:実際にしたこと、後ろ向き

<その他の例文>

I tried to write a letter in German.
「私はドイツ語で手紙を書こうとしました。」

Would you mind opening the window?
「窓を開けてもらっていいですか。」

<補足>

動詞 stop は「うしろに動名詞をとる」ものとして紹介しましたが、「不定詞をとることもある」ので注意しましょう。

ただし、この不定詞は副詞的用法で「~するために」という意味のものです。
そのため、「stop to do:~するために立ち止まる」という意味になります。
(つまり、「~するのをやめる」という意味では不定詞を使えない)

なお、動名詞の場合は「stop -ing:~するのをやめる」という意味になります。

<まとめ>

・不定詞も動名詞も「~すること」という意味を表す
・「不定詞だけをうしろにとる動詞」には、「これからする」「前向きにする」というニュアンス
・「動名詞だけをうしろにとる動詞」には、「これまでにしてきた」「後ろ向き」というニュアンス

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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