<例文>
She gave me chocolate.
「彼女は私にチョコレートをくれました。」
<ポイント>
・「動詞が表す動作の対象となる語」を目的語(O)という
・「SVO1O2」でできているものを第4文型という
・第3文型へ書き換えるときに to [人]になる場合、for [人]になる場合がある
文の要素が「SVO1O2」でできているものを第4文型といいます。
このつくりの場合、O1には「人」が入り、O2には「もの」が入ります。
She gave me chocolate. (彼女は私にチョコレートをくれました。)
こちらの場合、
S(主語)は She ,V(動詞)は gave , O1[人]には me(人), O2[もの]には chocolate (もの)となっています。
「[主語]+ give +[人]+[もの]~.」の形で「[主語]は[人]に[もの]を〜する」という意味になります。
このような使い方をする動詞には、以下のものもあります。
・tell [人] [もの]:[人]に[もの]を言う
・show [人] [もの]:[人]に[もの]を見せる / 教える
・buy [人] [もの]:[人]に[もの]を買う
この例のように「[人]に[もの]を〜する」を表す動詞が give と同じ使い方になります。
(2)第4文型から第3文型への書き換え
第4文型から第3文型への書き換えができる場合があります。
①「[動詞 V ]+[人] [もの]」の書き換え(to を使う)
「[主語]+ give +[もの] to [人]~.」の形に書き換え可能です。
(意味は変わらず、「[人]に[もの]を〜する」という意味になる)
She gave me a present.
=She gave a present to me. (彼女は私にプレゼントをくれた。)
このように、「[主語]+ give +[もの] to [人]~.」の形に to を使って書き換えできる動詞は、
「give / send / show / tell」など、ふつう「〜する相手がいる」動詞になります。
②「[動詞 V ]+[人] [もの]」の書き換え(for を使う)
「[動詞 V ]+[人] [もの]」の書き換えに、for を使う動詞があります。
それは、「buyやmake」などのふつう、「自分のためにも使う動詞」の場合です。
He bought me the watch.
= He bought the watch for me. (彼は私に腕時計を買ってくれた。)
<その他の例文>
Tom sent me a letter. (=Tom sent a letter to me.)
「トムは私に手紙を送った。」
My father gave him a new bike.
「私の父は彼に新しい自転車をあげた。」
<補足>
第4文型をつくる動詞に ask(たずねる)があります。
He asked his teacher a question. (彼は先生に質問をした。)
この文を第3文型に書き換える場合、to でも for でもなく「of」を使います。
こちらは例外として知っておいてもらえたら十分です。
He asked a question of his teacher. (彼は先生に質問をした。)
<まとめ>
・「動詞が表す動作の対象となる語」を目的語(O)という
・「SVO1O2」でできているものを第4文型という
・第3文型へ書き換えるときに to [人]になる場合、for [人]になる場合がある
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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