中3数学:有限小数と循環小数

<ポイント>

・「有理数を小数で表す」とき、終わりがあるものを有限小数という
・「有理数を小数で表す」とき、同じ数の並びがくり返されるものを循環小数という
・循環小数は、循環する数字の「はじめとおわりの数字」の上に「・」をつけて表す

(1)有限小数と循環小数
有理数は、「分数で表すことができる数」のことです。
つまり、有理数は b/a の形で表すことができるということです。

たとえば、1/4 であれば、1÷4=0.25 となってこれ以上は続きません。
このような小数を、有限小数といいます。

3/8 もこれと同様に、3÷8=0.375 となり、有限小数です。

しかし、7/9 はどうでしょうか。
7÷9=0.777… と 「7がくり返し」続いていきます。

他にも、12/11=1.090909… と「09 の部分がくり返し」続いていきます。

このように、同じ数の並びがくり返されるものを循環小数といいます。
 
 
(2)循環小数の表し方
循環小数を記号を使って表すとき、循環する数字の「はじめとおわりの数字」の上に、「・」をつけて表します。

ある1つの数字が循環する場合は、「その循環している数の上にだけ「・」をつける」ことで表します。

2つ以上の数字が循環する場合は、循環する数字の「はじめとおわりの数字」の上に「・」をつけて表します。
循環小数

<補足>

有理数ではなく、無理数を小数で表すと、割り切ることができず、循環することもなく、ずっと続いていく小数となります。
「循環せずに無限に続く」ため、無限小数となります。

<まとめ>

・「有理数を小数で表す」とき、終わりがあるものを有限小数という
・「有理数を小数で表す」とき、同じ数の並びがくり返されるものを循環小数という
・循環小数は、循環する数字の「はじめとおわりの数字」の上に「・」をつけて表す

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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