中2数学:同類項

<ポイント>

・「同じ文字・同じ次数であるもの」を同類項という
・同類項はまとめて計算する
〔分配法則〕ac+bc=(a+b)c

(1)同類項
「同じ文字・同じ次数であるもの」を同類項といいます。

「5x−8x」という式であれば、項は「5x / −8x」です。
ともに、「xの1次の項」であるから、これらは同類項です。

同類項どうしは、〔分配法則〕ac+bc=(a+b)c を使ってまとめておけるので、

5x−8x=(5−8)x=−3x
と1つの項にまとめます。
 
 
(2)同類項をまとめて計算する
多項式の計算では、同類項があれば、どんどんまとめて計算していきます。

・5x+x
= 5x+1x = (5+1)x = 6x

・4x-3+6x+8
=(4+6)x-3+8
=10x+5

・(1/2)x+3−(3/4)x+2
={(1/2)−(3/4)}x+3+2
=−(1/4)x+5

・a2−4a+1−3a2+6a−10
=(1−3)a2+(−4+6)a+1−10
=−2a2+2a−9

このように、「係数が小数・分数」であってもまとめることができます。
また、「文字を含む部分、数字の部分それぞれでまとめて計算」することができます。

<補足>

同類項をまとめて計算するときに、
2x+x = 2x+1x の「1」を見落とすことが多いです。
同様に、「-y」の「-1」もそうです。

文字式では、「1を省略して書く」ので、計算を進めるときには忘れずに(1を)戻してあげましょう。

<まとめ>

・「同じ文字・同じ次数であるもの」を同類項という
・同類項はまとめて計算する
〔分配法則〕ac+bc=(a+b)c

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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