<例文>
I have seen the movie three times.
「私はその映画を(今までに)3回見たことがある。」
<ポイント>
・現在完了形を使う文で、「(今までに)〜したことがある」となるものを経験用法という
・〔[主語] have been to 〜〕:〜へ行ったことがある
・Have [主語] ever [過去分詞形]〜?:[主語]はこれまでに〜したことはありますか?
現在完了形を使う文で、「(今までに)〜したことがある」となるものを経験用法といいます。
I have seen the movie three times. (私はその映画を(今までに)3回見たことがある。)
この用法のポイントは「その回数や頻度」を表すことばと一緒に使われることが多い、ということです。
(単純に「1回だけやった」のなら、過去形とあまり変わらない)
【回数や頻度を表す語句】
・once:1回 / twice:2回
・[数] times:[数]回(この[数]には、3以上のものが入る)
・many times(何回も)
・before:以前に
・sometimes:ときどき
・often:しばしば
(2)have been to 〜
〔[主語] have been to 〜〕の形で、「〜へ行ったことがある」という意味になります。
([主語]が3人称単数の場合は、has been to となる)
He has been to Hokkaido twice. (彼は北海道へ2回行ったことがあります。)
なお、ふつう「行く」という意味は go を使いますが、これを使って現在完了形をつくると意味が変わってきますので、注意しましょう。
He has gone to Hokkaido. (彼は北海道へ行ってしまった。)
この意味からも分かるように、「have gone to 〜」は「〜へ行ってしまって、今はここにいない」というニュアンスとなります。注意しましょう!
(3)ever と never
現在完了形の疑問文で、ever を使うと「これまでに」という意味を表し、
Have [主語] ever [過去分詞形]〜?:[主語]はこれまでに〜したことはありますか?
という文になります。
また、経験用法(〜したことがある)において、never を使うと、「(一度も)〜ない」という意味になります。
I have never seen such a beautiful car.
(私は(一度も)こんな美しい車を見たことがない。)
つまり、never を使うときには、not を使わないということです。
また、not を使って、
I haven’t seen such a beautiful car.
と書いても、間違いではありませんが、ふつう never を使うことが多いです。
<その他の例文>
How many times have you seen this movie?
「あなたは何回この映画を見たことがありますか。」
Bob has never climbed Mt. Fuji.
「ボブは一度も富士山に登ったことがない。」
<補足>
上の説明のように、「have not」を使っても、「never」を使っても「〜したことがない」という意味を表すことができます。
これらの違いは、「never」を使った方が「強い否定」を表すということです。
(never を使うと、「〜したことがない」ということを強調している、ということ)
<まとめ>
・現在完了形を使う文で、「(今までに)〜したことがある」となるものを経験用法という
・〔[主語] have been to 〜〕:〜へ行ったことがある
・Have [主語] ever [過去分詞形]〜?:[主語]はこれまでに〜したことはありますか?
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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