中2数学:連立方程式の利用(代金に関する問題)

<ポイント>

・文章題では「問われている未知数を x,y を使って表す」のが基本
・代金に関する問題では「個数と代金に注目して」式をつくる
・求めた解が「問題に適しているか」を確認する

【問題】
1本60円のえんぴつと1本100円のペンを合わせて15本買って、1180円支払いました。このとき、60円のえんぴつと100円のペンをそれぞれ何本買ったか求めなさい。

【解説】
まず、文章題では「問われている未知数を x,y を使って表す」のが基本なので、
1本60円のえんぴつを x 本、1本100円のペンを y 本買ったとします。

ここで問題をよく読むと、

・鉛筆とペンを合わせて15本買った…①
・合計代金が1180円だった…②

であることが分かります。

これを使って式を立てると、

・鉛筆とペンを合わせて15本買った
⇒ [えんぴつの本数]+[ペンの本数]=15本
⇒ x+y=15 …①

・合計代金が1180円だった
⇒[えんぴつの代金]+[ペンの代金]=1180円
⇒[60円・x本]+[100円・y本]=1180円
⇒ 60x+100y=1180…②
 
 
x+y=15 …①
60x+100y=1180…②
このように、①, ②の式を立てることができたので、連立方程式を解くと、
x=8, y=7

つまり、
「1本60円のえんぴつを8本、1本100円のペンを7本買った」ということになり、
これらは「問題に適している」。

〔答え〕えんぴつ…8本、ペン…7本

<補足>

「問題に適している」かどうかの判断は、

・立てた方程式の解として、正しいかどうか
・問題文の内容に対して、適切かどうか

を見ます。

解として正しいのかは検算すれば分かります。
問題文に対して適切かどうかは、今回の場合は「買った個数」を問われているので、「自然数」の解となっているかどうかを見ます。
(仮に、「-2本」や「3.5本」などの解になっていれば、ありえないと判断できる)

<まとめ>

・文章題では「問われている未知数を x,y を使って表す」のが基本
・代金に関する問題では「個数と代金に注目して」式をつくる
・求めた解が「問題に適しているか」を確認する

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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