<例文>
Many languages are used in India.
「インドでは、多くの言語が使われています。」
<ポイント>
・「~される」など、「他からの動作」を表す表現を受動態(受け身)という
・「[主語]+[be動詞]+[動詞の過去分詞形]~.」の形で受動態をつくる
・受動態の文で「by ~」とあれば、「~によって」という意味を表す
「~される」など、「他からの動作」を表す表現を受動態といいます。
(または「受け身」という場合もあります。どちらも同じ意味です。)
ふつう、「[主語]は~する。」という文の形になっていて、これを能動態といいます。
(「自ら動く」というようすを、「能動」という)
〔能動態の文〕
They use many languages in India. (彼らは[インドの人々]は多くの言語を使います。)
〔受動態の文〕
Many languages are used in India. (インドでは、多くの言語が使われています。)
(2)受動態のつくり方
「[主語]+[be動詞]+[動詞の過去分詞形]~.」の形で受動態をつくります。
Many languages are used in India. (インドでは、多くの言語が使われています。)
このように、「[主語]が~される」という意味になります。
なお、be動詞は[主語]によって、am・are・is などを使い分けます。
(過去を表す場合は、was・were を使うこともあります)
(3)「by ~」=「~によって」
受動態の文で、「by ~」とあれば、「~によって」という意味を表します。
This pen is used by Tom. (このペンはトムによって使われています。)
by を使うことによって、
「[主語]は~される」ことに加え、「誰が」~するのかを表すのです。
<その他の例文>
This bike is used every day.
「この自転車は毎日使われています。」
This bike is used by Ken every day.
「この自転車はケンによって、毎日使われています。」
<補足>
「by ~」をつけることによって、「誰が~するのか」を表します。
しかし、次のようなときには「(ふつう)by をつけない」ことになっています。
・動作を行う人が「一般の人」の場合(わざわざ言わなくても想像できる)
・動作を行う人が「不明」な場合
Chinese is spoken in that country. (あの国では、中国語が話されています。)
この場合、話しているのは「一般的な国民」であると考えられるためです。
<まとめ>
・「~される」など、「他からの動作」を表す表現を受動態(受け身)という
・「[主語]+[be動詞]+[動詞の過去分詞形]~.」の形で受動態をつくる
・受動態の文で「by ~」とあれば、「~によって」という意味を表す
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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