<例文>
Jim runs faster than Tom.
「ジムはトムよりも速く走る。」
<ポイント>
・副詞にも比較級・最上級がある
・形容詞と同じように「-er, -est をつけて」比較級・最上級をつくる
・副詞の最上級を表す場合は「the をつけないことがある」
「ものごとの程度」や「動作のようす」を表す副詞でも、比較級・最上級があります。
副詞の場合も、比較級・最上級を同じようにつくりますが、(形容詞とは)少し違う点もあるので確認しておきましょう。
①ふつうは、副詞の語尾に er, est をつける
・hard – harder – hardest (熱心に)
・fast – faster – fastest (速く)
・late – later – latest (遅く)
②「-ly」で終わる副詞
・slowly – more slowly – most slowly (ゆっくりと)
・quickly – more quickly – most quickly (すばやく)
※注意※
early(早く)は「ly で終わる」副詞ですが、例外です。
more, most をつけずに、early – earlier – earliest とふつうの活用をします。
③不規則変化する副詞
・well – better – best (よく、上手に)
・badly – worse – worst (悪く)
・much – more – most (多く、非常に)
・little – less – least (少し)
(2)副詞の比較級・最上級を使った文
文のつくり方としては、形容詞の場合とほとんど変わりません。
・比較級:[比較級]+ than ~
Jack can run much faster than John. (ジャックはジョンよりもずっと速く走ることができる。)
(比較級 faster の前にある much は「より~だ」という意味を表し、強調するはたらきがある)
・最上級:(the +)[最上級]+of [in] ~
I came to school (the) earliest in my class today.
(私は今日、クラス(の中)で一番早く学校に来ました。)
副詞の最上級では、「the をつけないことがある」点に注意です。
必ずつけないわけではないですし、必ずしもつける必要がないということです。
どちらの場合でも、読み取れる・表せるようにしておきましょう。
<その他の例文>
She came home later than Ken.
「彼女はケンよりも遅く帰宅しました。」
John likes English the best of all the subjects.
「ジョンは全ての教科の中で英語が一番好きです。」
<補足>
John likes English the best of all the subjects. (ジョンは全ての教科の中で英語が一番好きです。)
Kota plays soccer better than you. (コウタはあなたよりも上手にサッカーをします。)
動詞のあとに目的語(~に・を)がある文においては、副詞の比較級・最上級は「目的語のあとに置く」という決まりがあります。
<まとめ>
・副詞にも比較級・最上級がある
・形容詞と同じように「-er, -est をつけて」比較級・最上級をつくる
・副詞の最上級を表す場合は「the をつけないことがある」
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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