【質問】化学(高校):ダイヤモンドの共有結合の数の求め方

〔質問〕

ダイヤモンドの共有結合の数の求め方がわかりません
(炭素原子の物質量はわかっているとする)

〔回答〕

例えば、水素分子 H2 の共有結合の数について、あえて、

・一方の水素原子(図の青)から出ている結合の手は「1本」
・他方の水素原子(図の緑)から出ている結合の手も「1本」
⇒ 結合の手の総数は2本

ただ、握手1組(=共有結合の数に相当)は「手2本」ごとに起こるため、
共有結合の数=結合の手の総数÷2 によって、この場合だと「1」が得られる、というように考えることができます。


 
 
これを踏まえて、ダイヤモンドの場合(炭素原子が全部でn個のとき)だと、
結合の手は炭素原子1つから4方向に出ていますので、ひとまず「結合の手の総数」は 4n となります。

その上で、共有結合の数=結合の手の総数÷2 ですので、4n÷2=2n ということになり、
結論だけで言えば、炭素原子の数に対して共有結合の数はその2倍ということになります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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