<例文>
It is not easy for me to slove the problem.
「その問題を解決するのは、私には易しくない。」
<ポイント>
・「It is … to do ~.」の形で、「~することは…だ」という意味になる
・「It is … to do ~.」の形では、It は形式主語で、本当の主語は不定詞の部分となる
・「It is … for [人] to do ~.」の形で、「~することは[人]にとって…だ」という意味になる
「It is … to do ~.」の形で、「~することは…だ」という意味になります。
It is important to read books. (本を読むことは大切です。)
この文において、It は形式主語(仮主語)なので、本当の主語は不定詞の部分です。
英語の文章は、「[主語]+[動詞]~」というつくりになっているため、うしろに本当の主語を置きたい場合は「代わりに何かを置いておく」必要があります。それが、文頭の It です。
あくまで「形式的な」主語ですので、意味は特にありません。
(日本語に訳すときに、「それ」などという意味は出てこないということ)
(2)「It is … for [人] to do ~.」の形
「It is … for [人] to do ~.」の形で、「~することは[人]にとって…だ」という意味になります。
It is not easy for me to slove the problem. (その問題を解決するのは、私には易しくない。)
不定詞の前に、「for [人]」を入れることで、不定詞の動作をする人が誰であるかを表すことができます。
今回の場合であれば、「問題を解決する」のが「私」ということを表します。
この動作主のことを「意味上の主語」といいます。
なお、「for [人]」の部分で代名詞を使う場合には、目的格を使います。
(前置詞のうしろには目的格(me, you, him, them など)が入るという決まり)
<その他の例文>
It is dangerous to swim in this lake.
「この湖で泳ぐことは危険です。」
It is fun for me to watch baseball games.
「私にとって野球の試合を見ることはたのしい。」
<補足>
It was careless of him to make such a mistake. 「そんな間違いをするなんて彼は不注意だった。」
この文のように、
「It is … (for [人]) to do ~.」の形で、…の部分に「人の性質を表すことば」がくるときには、for ではなく、of を使います。
<まとめ>
・「It is … to do ~.」の形で、「~することは…だ」という意味になる
・「It is … to do ~.」の形では、It は形式主語で、本当の主語は不定詞の部分となる
・「It is … for [人] to do ~.」の形で、「~することは[人]にとって…だ」という意味になる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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