【質問】数学(高校):整数問題を解き始めるときの糸口がわかりません

〔質問〕
整数問題を解き始めるときの糸口がわかりません。参考書などには1)約数倍数の関係を利用する2)不等式を利用する3)剰余類を使用するといった記載やHPにあるような方法などありますがそもそもこれらのどの解法を使えばいいかまでもたどり着けません。まず整数問題をみたときはどういった取り組みをしていけばいいでしょうか?

参照
https://nemurukameblog.com/2019/09/08/math-world-2/

〔回答〕
問題のレベルにもよりますが、
まず、難関ではない大学の問題であれば、原則として基本問題パターンの延長として解くことができます。
この範囲の問題で糸口がわからないということであれば、基本問題のやり込みが足りていない可能性が高いですので、問題パターンごとの解法を身に付けるようにしてください。
 
 
一方、難関レベルの問題であれば、総じて言えば「具体的に試してみて、様子を探ってみる」というのがおすすめです。
「具体的に a=1, b=2 を代入してみたらどういう結果になってうまくいったのか(ダメだったのか)」みたいなことを何パターンか検証することで、糸口がつかめることも多々あります。

その様子見の際に、例えば「対象となる整数を絞り込んだら何とかなりそう」と思えば「不等式を利用する」というような進め方をしてみてください。
 
 
なお、整数問題に限らずですが、難関レベルになればパッと見でどの解法を使えばいいかがわかりにくい(機械的な仕分けが難しい)ため、
そもそもの心の準備として「何通りかの解法を試していく必要がある」というようには想定しておいてください。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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