〔質問〕 原子量の相対質量と質量数は一致しますか? |
〔回答〕 いえ、質量欠損という現象が起こるため、厳密には異なります。 例えば、質量数1の水素原子の相対質量が1.0078であったり、質量数16の酸素原子の相対質量が15.9949のように、実際には端数があります。 (資料集に載っていると思いますので、確認してみてください) ※ 厳密には、陽子と中性子の質量が微妙に違うこと、電子にも多少の質量があることも影響します。 |
〔詳細〕
基本的に、陽子や中性子が増えていくにつれて、実際の質量は単純合計よりもやや小さい値になっていきます。
例えば、質量数12の炭素原子(陽子・中性子・電子が6個ずつ)に対し、質量数16の酸素原子(陽子・中性子・電子が8個ずつ)はちょうど4/3倍の16になるはずですが、実際には15.9949になっています。
基本的に、陽子や中性子が増えていくにつれて、実際の質量は単純合計よりもやや小さい値になっていきます。
例えば、質量数12の炭素原子(陽子・中性子・電子が6個ずつ)に対し、質量数16の酸素原子(陽子・中性子・電子が8個ずつ)はちょうど4/3倍の16になるはずですが、実際には15.9949になっています。
これは、ものすごく大雑把に言えば、「より多くの陽子や中性子が集まることで安定化する」みたいなことが起こり、その際に余分となったエネルギーを放出されることによるものです。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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