【質問】化学:電気陰性度の意味合いがよくわかりません

〔質問〕
電気陰性度の意味合いがよくわかりません
〔回答〕
例えば HCl のようなケースを想定してもらうと、
まず、もちろん2つの原子(H と Cl)にはそれぞれ原子核があり、これらは電荷としては正になっています。

そのため、「共有電子対を2つの原子間で取り合う」みたいなことが起こり(綱引きのようなこと)、
この「原子核が共有電子対を引っ張る力」を数値化したものが電気陰性度になります。
この値が大きい方が電子を引き寄せることになります。

かつては、
・イオン化エネルギーが大きいほど「自分の電子をとどめておく力が大きい」ことと、
・電子親和力が大きいほど「相手の電子を引き付ける力が大きい」ことを踏まえ、
「この2つの平均値でいっか」という感じで結構テキトーに電気陰性度が定義されていましたが、
現在ではもう少し正確なもの(結合エネルギーという「分子中の原子と原子を切るために必要なエネルギーを用いたもの)を用いるのが一般的です。

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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