・名詞の前につける「the」には「限定を表す」というはたらきがある
・「the +〔名詞〕」で、「その〔名詞〕」と訳すことが多い
・「the」は「天体や方角」「楽器」の前につける必要がある
名詞の前につける「the」には「限定を表す」というはたらきがあります。
「限定」とは、
・(会話や文の中で)すでに1度出てきているもの
・話している側と聞き手側で、共通の認識があるもの
つまり、話している両者が「お互いに分かっているもの」につけるということです。
たとえば、
My present is a book. (私(から)のプレゼントは、本です。)
This is the book. (これがその本です。)
上の会話の流れから「プレゼントとして用意した本」を紹介していることが分かります。
こんなとき、「これが、私がプレゼントとして用意した本です。」と改めて言いませんよね?
「これがその本です。」と言うだけで、「どのような本なのか」がお互いに分かっています。
こんな状況のときに、「the +〔名詞〕」を使い、「その〔名詞〕」と訳すことが多いです。
(2)the をつけて表す
①順序を表す語を使っているとき
the first girl(1番はじめの女の子)、the second visit(2回目の訪問)
②天体や方角など「この世で1つしかないもの」のとき
the earth(地球)、the south(南)
③決まった表現
in the morning(午前中に)、in the afternoon(午後に)
a, an や the のように、「名詞の前におく」語を冠詞(かんし)といいます。
冠詞は日本語にはないものですので、中々理解しがたいものだと思います。
そのため、「少しでも多くの英語にふれる」ことで身体に浸透していきます。
無理に覚えずとも、自然に身についていくものですが、その概念(考え方)は知っておいてほしいものです。
・名詞の前につける「the」には「限定を表す」というはたらきがある
・「the +〔名詞〕」で、「その〔名詞〕」と訳すことが多い
・「the」は「天体や方角」「楽器」の前につける必要がある
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
---|