生物基礎:腎臓のはたらき

<ポイント>
・腎臓やぼうこうなど、不要物の排出に関わるつくりをまとめて排出系という
・腎臓には「血液中から、尿素などの(からだにとっての)不要物を取り除くはたらき」がある
・取り除かれた不用物は、輸尿管→ぼうこう→尿道を通って体外へ
からだにとっての不要物は、体外へ排出されます。
この「不用物を体外へ排出する」というはたらきをしている器官を「排出器」といいます。
排出器には、腎臓・ぼうこう・輸尿管などがあり、これらをまとめて排出系といいます。

(1)腎臓のつくり
腎臓は腎単位(ネフロン)という腎臓を構成する基本単位が無数に集まってできています。
(2つあるうち、片側の腎臓に約100万個ある)

腎単位は、腎小体細尿管からできていて、腎小体は糸球体(毛細血管の集まり)とボーマンのうからできています。
ボーマンのうは半透膜でできているため、水分などが通れるようになっています。
(ボーマンのうの「のう」は、「ふくろ」という意味。漢字で書くと「嚢」)

(2)じん臓のはたらき
・血液中から、尿素などの(からだにとっての)不要物を取り除くはたらきをしている
・取り除いた物質を輸尿管を通して、ぼうこうへ送っている
・不用物だけでなく、余分な水分・塩分を取り除くはたらきもある
腎臓のはたらき

(3)取り除かれた不要物
ぼうこうで取り除かれた不要物は、輸尿管→ぼうこう→尿道を通って「尿として」体外へ排出される。

<補足>
じん臓で不要物が血液中から取り除かれて、原尿ができます。
この原尿は1日に150L以上もつくられますが、こんなにも尿を体外へ出しているわけではありません。
じん臓には、細尿管とよばれるつくりがあり、その部分でほとんどの水を毛細血管に再吸収しています。
<まとめ>
・腎臓やぼうこうなど、不要物の排出に関わるつくりをまとめて排出系という
・腎臓には「血液中から、尿素などの(からだにとっての)不要物を取り除くはたらき」がある
・取り除かれた不用物は、輸尿管→ぼうこう→尿道を通って体外へ

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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