生物基礎:血管の種類

<ポイント>
動脈心臓から送り出される血液が流れる血管
静脈心臓にもどる血液が流れる血管(弁がある)
毛細血管動脈と静脈をつなぐ細い血管
(1)動脈
「心臓から送り出される血液が流れる血管」を動脈といいます。
送り出される血液が流れていくので、血管の壁は厚く、弾力性に富んでいます。
また、血管が傷つくと(静脈以上に)血液が流れ出てしまうため、傷つかないように「からだの深い部分」を通っています。

(2)静脈
「心臓に戻る血液が流れる血管」を静脈といいます。
心臓に戻る血液が流れているので、血管の壁は薄く、弾力性は少ないです。
「逆流を防ぐため」に、がところどころについています。
また、動脈に比べると、からだの浅い部分を流れています。

(3)毛細血管
「動脈と静脈をつなぐ」はたらきをしているのが毛細血管です。
うすい一層の細胞で壁ができており、血液の成分や酸素・二酸化炭素が通り抜けることができます。
(かべが薄いため、血管の内外でやりとりができるということ)

<補足>
健康管理のひとつとして、「血圧を測る」ことがあります。
血圧とは、文字通り「血液が流れるときにかかる圧力」のことです。
「血圧を測る」ためには、ある程度圧力がかかっていないと測ることができないので、「動脈での圧力」を測っています。
(静脈での圧力は低くなってしまう)
<まとめ>
動脈心臓から送り出される血液が流れる血管
静脈心臓にもどる血液が流れる血管(弁がある)
毛細血管動脈と静脈をつなぐ細い血管

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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