生物基礎:光合成

<ポイント>
・「光エネルギーを利用した CO2 の同化(炭酸同化)」反応を光合成という
・光合成の式:二酸化炭素 + 水 + 光エネルギー → 炭水化物 + 酸素
・光合成は細胞の中にある葉緑体で行われる
植物は、人間など動物のように食べて栄養分を得ることができません。
食べる代わりに、「光合成を行う」ことで生きるためのエネルギーを得ています。

(1)光合成
「光エネルギーを利用した CO2 の同化(炭酸同化)」反応を光合成といいます。
(二酸化炭素を固定して、炭水化物を合成するはたらきを「炭酸同化」という)

式で表すと、
二酸化炭素 + 水 + 光エネルギー → 炭水化物 + 酸素
となります。
光合成の模式図
このときに注意したいのが、材料となる「水・二酸化炭素・光」のうち1つでも欠けると光合成を行えないということです。

(2)光合成が行われる場所
光合成は、細胞の中にある葉緑体で行われます。
葉緑体は、緑葉の柵状組織海綿状組織の細胞に多く含まれています。
葉以外の部分にも葉緑体はありますが、量が少ないため、(大部分は)「光合成は葉の葉緑体で行われる」と考えてもらって大丈夫です。

<補足>
光合成のはたらきは、「光の強さ」「二酸化炭素濃度」「温度」に影響されます。

・光の強さ:強いほど、さかんに光合成が行われる
・二酸化炭素濃度:濃度が高くなるほど、さかんに光合成が行われる
・温度:約30℃のときに、最もさかんに光合成が行われる
(細かい条件などもあるので、こちらは参考程度にお考えください)

<まとめ>
・「光エネルギーを利用した CO2 の同化(炭酸同化)」反応を光合成という
・光合成の式:二酸化炭素 + 水 + 光エネルギー → 炭水化物 + 酸素
・光合成は細胞の中にある葉緑体で行われる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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