生物基礎:真核細胞と原核細胞

<ポイント>
・「核膜で包まれた核をもつ」細胞を真核細胞という
・「核膜がなく、核を持たない」細胞を原核細胞という
・原核細胞は核を持たないが、「DNAはもっている」
細胞の中に、「核膜で包まれた核」を持つかどうかで、細胞を分類することができます。

(1)真核細胞
「核膜で包まれた核をもつ」細胞を真核細胞といいます。
真核細胞の中には、核だけでなく、ミトコンドリアなどの細胞小器官も見られます。

真核細胞でからだができている生物を「真核生物」といいます。
真核生物に分類されるのは「細菌類・シアノバクテリア類以外の生物」です。

(2)原核細胞
「核膜がなく、核をもたない」細胞を原核細胞といいます。
原核細胞は、遺伝物質としてDNAをもちますが、それを覆う核膜も核もありません。
(原核細胞のDNAは細胞質中に存在している)

原核細胞でからだができている生物を「原核生物」といいます。
真核生物に分類されるのは「細菌類(バクテリア)・シアノバクテリア類(ラン藻類)の生物」です。

<補足>
原核生物は「核膜をもたない」のですが、「細胞膜」「細胞壁」をもっています。
(そのため、からだの形を保つことができます)
<まとめ>
・「核膜で包まれた核をもつ」細胞を真核細胞という
・「核膜がなく、核を持たない」細胞を原核細胞という
・原核細胞は核を持たないが、「DNAはもっている」

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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