物理基礎:波動

<ポイント>
・ある点で生じた振動が次々と周囲に伝わっていく現象を波(波動)という
・振動が始まる点を波源という
・振動を伝える物質を媒質という
(1)波(波動)
ある点で生じた振動が次々と周囲に伝わっていく現象をまたは波動といいます。
また、その「(はじめに)振動が起こった点」を波源といいます。

「おだやかな水面に軽いボールを落とした」という状況をイメージしてください。

ボールが落ちた点が「波源」となり、次々と周囲に「波が伝わって」いきます。
これが波のイメージです。

(2)媒質
振動を伝える物質を媒質といいます。

上のボールの例で言えば、「水」が媒質になり、ひもの端を振動させて「ひも」を波が伝わるのであれば、「ひも」が媒質です。
ほかにも、音が伝わっていくときは「空気」が媒質になったり、地震が伝わっていくときは「地殻」が媒質です。

このように、「波が伝わっていくもの」が媒質というわけです。

<補足>
波は最初に媒質の一部が(振動によって)変位を起こし、これが「もとの安定した状態に戻ろうとする」ことで運動が始まります。
この「もとに戻ろうとする力」を復元力といい、「慣性によって」もとの位置で止まらず、運動が続くことになります。
<まとめ>
・ある点で生じた振動が次々と周囲に伝わっていく現象を波(波動)という
・振動が始まる点を波源という
・振動を伝える物質を媒質という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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