物理基礎:速さと速度

<ポイント>
単位時間あたりの移動距離速さという
・「速さと向きを合わせた」量を速度という
・一直線上を一定の速さで進む運動を等速直線運動という
(1)速さ
「1秒あたりに〇m」「1時間あたりに〇km」など、単位時間あたりに移動する距離速さといいます。

〔速さ v〕=〔移動距離 x 〕÷ 〔移動時間 t 〕
つまり、v = x / t ということです。

例えば、
① 30秒間で450m移動したのであれば、
 v = 450 /30 = 15 m/s
といったように計算します。
(なお、こちらは一定の速さで移動したと考えた、「平均の速さ」になります)

(2)速度
運動のようすは、「速さと向きによって」決まります。
「速さと向き」をもつ量を速度といいます。
つまり、速さと速度の違いは「向きをもつかどうか」ということです。

(3)等速直線運動
「一直線上を、一定の速さで進む運動」を等速直線運動といいます。
この運動の移動距離 x は、「移動した時間 t 」に比例します。
よって式で表すと、x = vt となります。

<補足>
「大きさと向きをもつ量」のことを、ベクトル量といいます。
また、「大きさだけで、向きをもたない量」のことをスカラー量といいます。

よって、「速さはスカラー量」「速度はベクトル量」ということになります。

<まとめ>
単位時間あたりの移動距離速さという
・「速さと向きを合わせた」量を速度という
・一直線上を一定の速さで進む運動を等速直線運動という

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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