【質問】高校地理:気候区分で s や w を判断するときの ×3 や ×10 というのは何から来ている数値ですか?

〔質問〕
気候区分で s や w を判断するときの ×3 や ×10 というのは何から来ている数値ですか?
〔回答〕
総じて言えば、ケッペンの気候区分は植生の違いに注目したものですので、実際の植生の状況と照らし合わせるとこうした数値で設定すれば都合がいいというものです。
さらにさかのぼれば、各植物の生育条件の違いから生じているということになります。
〔詳細〕
なお、実は、s型の「夏の最少雨月降水量×3≦冬の最多雨月降水量」やw型の「冬の最少雨月降水量×10≦夏の最多雨月降水量」というのは便宜的なもので、より厳密には、

「夏が含まれる半年(北半球なら4~9月)の降水量」の「年降水量」に占める割合が、
・70%以上:w型(夏に降って、冬は少ない)
・30%未満:s型(夏に降らず、冬に降る)
・その間:f型

と定義されています(上位30%分か、下位30%分か)。
個人的にはこちらで教わった方が簡単なような気もしますが…

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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