高校英文法:仮定法 仮定法未来

<例文>
If you should need any help, don’t hesitate to ask me.
「万が一助けが必要になれば、遠慮せずに私に言ってください」

<ポイント>
・現実になる可能性がないと思われるものに仮定法未来を使う
・「仮に〜するとしたら」を表すのが if S were to do 〜
・「万が一〜すれば」を表すのが if S should do 〜

今回は仮定法未来について説明をします。
現実になる可能性がないと思われるものに仮定法未来を使います。仮定法未来を表すものは if S were to do 〜if S should do 〜 の2種類があります。
 
< if S were to do 〜 >
「仮に〜するとしたら」 を意味するのが if S were to do 〜 です。これは主に現実になる可能性がない と思われるものに使います。
 
If the war were to break out, what would become of our country?
「仮に戦争が勃発すれば、私たちの国はどうなるのだろうか」
 
上の例文では「戦争が勃発する」ことは現実として起こらないということが前提になっています。
if S were to do 〜 と使うと、主節は S would do の形になります。
 
< if S should do 〜 >
「万が一〜するとしたら」 を意味するのが if S should do 〜 です。これは現実になる可能性は少しあるかもしれないが、ほぼ現実にならない と思われるものに使います。
 
If you should need any help, don’t hesitate to ask me.
「万が一助けが必要になれば、遠慮せずに私に言ってください」
 
上の例文では「あなたが助けが必要になる」可能性が少しあるということが前提になります。
よって、if S should do 〜 を使うと、主節には S would do も使うことができますが、S will do命令文 も使うことができます。
 
<その他の例文>
If I were to win the lottery, I would travel around the world.
「仮に宝くじが当たれば、私は世界中を旅します」
 
If anyone should call me, please tell them I’m out.
「仮に誰かが電話をしてきたら、外出していると伝えてください」
<補足>
仮定法未来はそれぞれ if を省略することができます。
if S were to do 〜 → were S to do 〜
 
If the war were to break out, what would become of our country?
Were the war to break out, what would become of our country?
 
if S should do 〜 → should S do 〜
 
If you should need any help, don’t hesitate to ask me.
Should you need any help, don’t hesitate to ask me.
<まとめ>
・現実になる可能性がないと思われるものに仮定法未来を使う
・「仮に〜するとしたら」を表すのが if S were to do 〜
・「万が一〜すれば」を表すのが if S should do 〜
・仮定法未来はそれぞれ if を省略した形もある

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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