高校英文法:比較 not so much A as B

<例文>
He is not so much a scholar as a writer.
「彼は学者というよりむしろ作家だ」

<ポイント>
・not so much A as B は「AというよりむしろB」を意味する
・not so much A as B は原級の否定文である

今回は not so much A as B という表現を解説します。

not so much A as B 「 A というよりむしろ B 」

He is not so much a scholar as a writer.
「彼は学者というよりむしろ作家だ」

not so much A as B という表現は 原級の否定文 を用いたものです。
原級の否定文 A … not as ~ as B「 A は B ほど〜ない」は A < B という関係を表しています。そして原級の否定文は 1つ目の as を soに代えることができる ので、A … not so ~ as B と表すことができます。

つまり、not so much A as B は原級の否定文を用いた表現なので A < B という関係が存在し、そこから 「 A というよりむしろ B 」という意味になっています。

He is not so much a scholar as a writer.
[ 彼は 学者 < 作家 ]→[ 彼は学者より作家だ ]→ [ 彼は学者というよりむしろ作家だ ]

さらに、not so much A as B は B rather than A に書き換えることもできます。

He is not so much a scholar as a writer.
= He is a writer rather than a scholar.

<その他の例文>
I was not so much angry as sad.
「私は怒っていたというよりむしろ悲しかった」

I was sad rather than angry.
「私は怒っていたというよりむしろ悲しかった」

<補足>
not so much A as B は B rather than A だけでなく、more B than Aless A than B に書き換えれることもあります。

I was not so much angry as sad.
= I was sad rather than angry.
= I was more sad than angry.
= I was less angry than sad.

<まとめ>
・not so much A as B は「AというよりむしろB」を意味する
・not so much A as B は原級の否定文である
・not so much A as B は B rather than A などに書き換えることができる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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