高校英文法:比較 no more than A・no less than A

<例文>
I have no more than one hundred dollars.
「私は100ドルしか持っていない」

<ポイント>
・no more than A で「Aしか」を意味するbr />
・no less than A で「Aも」を意味する
・no は差を表す語句として使われて

今回は、no more than A「 A しか」no less than A「 A も」 という2つの表現を解説していきます。

ポイントは no の働きです。
比較級の直前に置かれた no は [ 差がない ] という意味です。つまり、no + 比較級 than という英語は as ~ as と同じになります。

さらに no は 直後の単語を反対の意味にする 働きもあります。
なので、no + more という英語は、more「多い」を反対の意味「少ない」 に変えているのです。

よって、no more than A は as few as A / as little as A と同じ表現になるわけです。as few as A / as little as A が 「 A しか 」 という意味なので、no more than A も 「 A しか 」 となります。さらに「 A しか 」なので only A と言い換えることもできます。

同様に、no less than A も考えましょう。
no + less は less「少ない」の反対「多い」になるので、as many as A / as much as A と同じ表現のため、「 A も 」 という意味になります。

<その他の例文>
There were no more than 10 students in the library.
「図書館には10人しか生徒がいなかった」

There were no less than 10 students in the library.
「図書館には10人も生徒がいた」

<補足>
no more than A・no less than A と似た表現に not more than A「多くてもA」not less than A「少なくてもA」 があります。非常に見た目が似ているので注意しましょう。

There were not more than 10 students in the library.
「図書館には多くても10人の生徒しかいなかった」

There were not less than 10 students in the library.
「図書館には少なくても10人の生徒がいた」

<まとめ>
・no more than A で「Aしか」を意味するbr />
・no less than A で「Aも」を意味する
・no は差を表す語句として使われて

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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