高校英文法:接続詞の概要

<例文>
That she is lying is clear.
「彼女が嘘をついていることは明らかです」

<ポイント>
・接続詞には等位接続詞と従位接続詞がある
・等位接続詞は同じ働きのものを2つ以上並べる
・従位接続詞は節をつくる

英語における接続詞は 等位接続詞従位接続詞 の2種類があります。
それぞれの接続詞は英文中での働きが違うのでしっかり理解しましょう。
 
< 等位接続詞 >
等位接続詞は 同じ働きをするものを2つ以上並べる 働きをします。
等位接続詞は and・but・or・nor・for・so・yet です。
 
He bought clothes and shoes.
「彼は服と靴を買った」
 
上の例では and が clothes と shoes を並べています
clothes と shoes は共に bought の目的語 であるので、and が文中で目的語という同じ働きをしている clothes と shoes を2つ並べています。
 
< 従位接続詞 >
従位接続詞は 接続詞 + S V 〜 という形で 節をつくる 働きをします。
 
That she is lying is clear.
「彼女が嘘をついていることは明らかです」
 
上の例文では That she is lying が節であり、名詞節をつくって英文中で主語になっています
 
ただし、従位接続詞はつくる節によって2種類に分けることができます。大きな区別は以下の通りです。
 
名詞節をつくる従位接続詞that
副詞節をつくる従位接続詞that以外の接続詞
( whetherif は名詞節と副詞節両方をつくることができます )
 
Because he studies very hard, he will pass the exam.
「彼は一生懸命勉強しているので、きっと試験に合格します」
 
上の例文では that以外の接続詞である BecauseBecause he studies very hard副詞節 をつくっています。
<その他の例文>
I waited for him, but he didn’t show up.
「私は彼を待ったが、彼は現れなかった」
 
When I was eight, my family moved to Osaka.
「私が8歳のときに、家族は大阪に引っ越しました」
<補足>
とは 単語2語以上のカタマリで、その中に S V を含むもの のことです。
そして、節は1つの大きな 名詞・形容詞・副詞 になります。
 
That she is lying is clear.
「彼女が嘘をついていることは明らかです」
 
That she is lying は she is lying と S V を含む、単語2語以上のカタマリ なので になっています。さらに That she is lying は is clear の 主語として働いています。主語になっているということは、名詞 の働きをしているということなので、That she is lying は 名詞節 と呼びます。
<まとめ>
・接続詞には等位接続詞と従位接続詞がある
・等位接続詞は同じ働きのものを2つ以上並べる
・従位接続詞は節をつくる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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