高校英文法:接続詞 同格のthat

<例文>
There is no evidence that he has committed any crime.
「彼が犯罪を犯したという証拠はない」

<ポイント>
・接続詞の that は同格を表す節をつくれる
・同格とは前の名詞の内容を説明しているもの
・名詞 + that + 完全文 の形で使う

接続詞の that は 名詞節 をつくりますが、今回はその中でも 同格「〜という」 を表す接続詞 that を説明します。
 
同格 that は 名詞 + that + 完全文 〜 という形で使い、「〜という名詞」 という意味になります。
 
There is no evidence that he has committed any crime.
彼が犯罪を犯したという証拠はない」
 
上の例文では、evidence「証拠」という名詞に対して、that he has committed any crime という同格の that節 が続いています。he has committed any crime が 完全文 になっていることにも注目しましょう。
 
注意点は、同格の that はどんな名詞にも続けれるわけではありません。同格の that は 前の名詞の内容を説明する 働きをしているので、事実・考え・発言・感情 といった名詞にしか同格の that を続けることはできません。
 
上の例文では evidence は 事実を表す名詞 の仲間なので、同格 that を続けれるわけです。
 
< 同格 that を続けれる名詞 >
fact「事実」
idea「考え」
news「知らせ」
belief「信念」
rumor「うわさ」
hope「希望」
information「情報」
notice「知らせ」
possibility「可能性」
explanation「説明」 など
<その他の例文>
I am shocked at the fact that Tom divorced his wife.
「トムが妻と離婚したという事実に私はショックを受けています」
 
I heard the news that his team had won.
「私は彼のチームが勝ったという知らせを聞いた」
<補足>
名詞 that 〜 という語順で使われる that は ①関係代名詞②同格 のどちらかの可能性があります。判断方法は以下の通りです。
 
① 名詞 + that + 不完全文 〜関係代名詞の that
② 名詞 + that + 完全文 〜同格の that
 
I talked with the man that knew it was true.
「私は、それが真実だと知っている男と話した」
 
that の直後には knew it was true と 主語がない不完全文 が続いているので that は 関係代名詞 と判断できます。
 
I heard the news that his team had won.
「私は彼のチームが勝ったという知らせを聞いた」
 
that の直後には his team had won と 完全文 が続いているので that は 同格 と判断できます。
<まとめ>
・接続詞の that は同格を表す節をつくれる
・同格とは前の名詞の内容を説明しているもの
・名詞 + that + 完全文 の形で使う

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています