高校英文法:文頭のdoingの判断(動名詞か分詞構文か)

<例文>
Turning to the left, you will find the post office on your right.
「左に曲がると、右手に郵便局があります」

<ポイント>
・文頭の doing は動名詞か分詞構文か
・Doing ~ + V … だと動名詞
・Doing ~, S + V … だと分詞構文

Doing ~ から始まる英文動名詞 であるか、分詞構文 であるかを判断しなければなりません。意味から判断するのではなく、形から以下の手順で判断できるようになりましょう。

< 文頭の doing = 動名詞 >
Doing ~ から英文が始まると、必ず後ろの形に注目しましょう。
Doing ~ のカタマリの直後に V が出てくる動名詞「〜すること」 と判断できます。

Finding a job is not easy.
仕事を見つけることは簡単ではない」

Finding a job の直後に isV が出てくる ので Finding a job が 動名詞 と判断できるので、「仕事を見つけること」 と訳します。

< 文頭の doing = 分詞構文 >
Doing ~ から英文が始まると、必ず後ろの形に注目しましょう。
Doing ~ のカタマリの直後に , S + V が出てくる分詞構文「〜すると」「〜して」 と判断できます。

Turning to the left, you will find the post office on your right.
左に曲がると、右手に郵便局があります」

Turning to the left の直後に , you will find, S + V が出てくる ので Turning to the left が 分詞構文 と判断できるので、「左に曲がると」 と訳します。

<その他の例文>
Rising early is good for the health.
「早起きすることは健康によい」

Crossing the street, I was almost hit by a car.
「道を渡っていると、車にひかれかけた」

<補足>
文頭の doing ~ は S + is + doing ~ の倒置 の可能性もあります。
これは第2文型[ S + V + C ]の倒置[ C + V + S ]「 C なのは、S だ」の仲間であります。

「これの一因になっているのは、地球温暖化である」
Global warming is contributing to this.
Contributing to this is global warming.

これは一見すると、上で説明した 動名詞の判断方法と似ています。

Contributing to this is global warming.

Contributing to this のカタマリの直後に is が出てきているので、動名詞と一度判断します。しかし、訳したときに「これの一因にであることは、地球温暖化だ」と日本語に違和感が生まれます。
その時に、Doing ~ + is + 名詞 の語順を 名詞 + is + doing ~ の語順に変えてみましょう。( 上の例文では Global warming is contributing to this. となります )これで英文が意味的にも成立すれば、第2文型の倒置であると判断できます。

<まとめ>
・文頭の doing は動名詞か分詞構文か
・Doing ~ + V … だと動名詞
・Doing ~, S + V … だと分詞構文

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています